郷土人物百年詩−古荘健次郎父子−

説明: 古荘健次郎父初代  説明: 古荘健次郎子二代

@好機に処して 侮らず

 危機に面して たじろがず

 一路おのれの道を行く

 初代古荘健次郎

A機略縦横国内の

 狭き争覇にあきたらず

 波濤万里(はとうばんり)の夢を逐()

 二代古荘健次郎

B業界人の乏しきに

 徳腕手腕相俟(あいま)って

 あまねく人を仰がしむ

 父子古荘健次郎

 

※初代健次郎は安政四年(一八五七)高瀬(現玉名市)に生まれ、少壮熊本に出て刻苦経営繊維卸業として大古荘の基礎を築く。昭和十六年(一九四一)歿85才。

※二代健次郎、明治二十三年(一八九○)生まれ。父業を継いで逐次発展、晩年には関係事業50社、マニラにも進出した。貴族院議員。昭和二十三年(一九四八)歿58才。

 

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