ふるさと三代史−花岡山バンド−
熊本バンド
@明治九年の年立ちて
三十日の夜深く
凍てたる道を黙々と
花岡山(はなおかやま)に登りゆく
熊本バンド眉若し
A遠き異国の青春に
信仰の火を放ちたる
彼ジェーンズの情熱が
今炎々と燃え立ちて
星空高く騰(あが)るのみ
B新日本の朝を呼ぶ
若き生命の雄叫(おたけ)びよ
功利と恣意(しい)に明け暮るる
昭和の子等に当年の
愛国の熱ありやなし
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