郷土人物百年詩−北里柴三郎−
@小国(おぐに)生れの山育ち
矮矩(わいく)巨頭の柴三郎(しばさぶろう)
大志ひとたび発すれば
貫き通す鉄の意志
A出でて城下に学びては
マンスフェルトに見出され
遠く異郷に学びては
ロベルト・コッホに愛せらる
B未踏の境地ふみわけて
新療法の戸を開き
建つる医学の金字塔
光は永し後の世に
※北里柴三郎は小国町北里の庄屋の子(一八五二-一九三一)。
※熊本医学校に学んで教師の蘭人マンスフェルトにその才能を伸ばされた。後ベルリンに留学生として派遣されコツホの弟子となる。
※細菌学を研究してペスト菌を発見、血清療法を発見してジフテリアの治療を完成。北里研究所は彼の創立にかかる。