序歌
牡丹(ぼたん)江掖河(こうえきが)の山に遺(お)きて来(き)し背負袋(せおいぶくろ)は昨日の如(ごと)く
かの山に若き二十才(はたち)の命終(お)えし同年の友が夢に顕(た)ち来(く)も
デグチャリョフ機関銃手(た)握(にぎ)りし日は遠し掖河(えきが)の山の頂きにして
註 * デグチャリョフ機関銃はソビエトの軽機
牡丹江省掖河は歩兵二七八連隊(八○三部隊)の死処なり
牡丹江省の地図
日本軍の九三式背負い袋:最後尾の兵隊が背負っている
ソ連軍のデグチャリョフ軽機関銃:下の兵隊が構えている銃
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